私はバンコクで病院に行きました

バンコク市内ならどんな病気になっても大丈夫と思います。

海外旅行保険に入っていてよかったと本気で思いました。

バンコクで病院に運び込まれましたが、保険証書を見せたらすぐに治療をしてくれました。

その後も飛行機の予約変更(FIXなので通常なら有料で超高額!)も無料で保険担当者がやってくれて、私自身何もせずに帰国の手続きが全て終わっていました。

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私のバンコク病院体験談

インドからバンコクへ戻ってきたその夜、私は強烈な下痢と吐き気に襲われた。

本当に体中の水分が全て出てしまうんじゃないかと思うくらい、日本では考えられないほど強烈なものだった。口から尻から常に液体が出続けている状態だった。

恐らくインドの屋台で美味しく頂いたフレッシュジュースが原因だと思う。

一回飲んでみて下痢にならなかったので、調子に乗って屋台の前を通るたびにそのジュースを注文していた私は、完全にインドをなめていた。


かれこれ数時間も部屋のトイレにもたれかかっている。翌朝タイから日本に帰国しなければならないのにとても動ける状態ではない。

もう限界だ!深夜にホテルのロビーに病院に連れていってくれと頼み込み、手配してくれたタクシーに乗り込んでバンコク市内にあるバムルンラード病院に向かった。
(ちなみにこのとき私は完全にグロッキー状態で、タクシー運転手の言い値でお金を支払ったものの完全にボラれていたことがあとでわかった。病人から金をむしり取るこのタクシーの運ちゃん、今度会ったら殴ってやりたい。)


病院に着いたら救急治療室みたいなところに運ばれた。容体を説明しようにも吐き気と腹痛という英語なんてもちろん知ってるわけがない。でも頑張ってジェスチャーで伝えてみたら何とかわかってくれたみたいだった。

点滴の針を何本も打ち込まれる。すると腹の痛みが治まるどころかなぜか息苦しくなってきた。吸っても吸っても息をしている気がしない。しばらくすると私は完全に呼吸困難になっていた。

ハァハァ言ってる私に看護師さんは何か言っているみたいだが、こんな極限状態では聞き取る余裕などない。とにかくこの息苦しさを何とかして欲しいという事以外考えられなかった。訴えようにも呼吸困難という英単語なんて知っているわけがない。ジェスチャーで頑張ってみたけど通じているのか全く分からない。そんな中、足りない脳みそから英単語が一つ出てきた。

 「おきしじぇん ぷりーず」 ※Oxygen=酸素

この一言が通じたようだった。何やら機械を持ってきて私の口にパコッとはめ込んだ。それからどんな治療をしたのか全然わからない。呼吸器をつけるまでは覚えているのだが、それからの記憶が全くないのだ。気絶したのか寝てしまったのかわからないが、気付いたら病室のベッドの上に寝ていた。もう腹痛と吐き気は消えていた。


ボーっとしてたら1人のおばちゃんが来て、流ちょうな日本語で私に話しかけてきた。保険の担当者だった。事前に病院が保険会社に連絡して担当者を呼んでくれていたらしい。(常駐している保険担当員かもしれないが)
状況を話すと、飛行機の変更手続きも無料で行なってくれた。(FIXなので通常は変更不可)
そのほか治療費、日本への電話代も無料。さらにぜいたくに個室で入院することも無料だという。でも一般病棟での入院風景を見てみるのも面白そうだったので私はあえて個室を選ばなかった。


タイの医療水準は非常に高いと聞いていたが、正直ここまで凄いとは思っていなかった。
まさに至れり尽くせりのサービス。
病院内を散歩するとまるで高級ホテルかのような作り、なんとスターバックスまであった。
そして一番驚いたのが、入院食も色々と選ぶことができてその中に日本食まで用意されていることだ。日本でもここまでの病院を見つけるのは難しいと思う。


結局1日入院するだけで退院できた。


保険のおばちゃんから帰国便のチケットと治療代の明細書を渡されて病院を後にした。

治療代は日本円にして総額6万円程度(保険に入っていたので支払はもちろん無料)、病名は細菌性胃腸炎とのことでした。
もし保険に入っていなかったら治療費と飛行機代が実費になるうえ、一人でいろいろな手続きをする必要があった。全ての手続きをしてくれた保険のおばちゃんに感謝です。


すごくいい気分でホテルに戻ってきたが、ロビーを見た瞬間私は開いた口がふさがらなかった。
私の荷物がまるで粗大ゴミを扱うかのようにロビーの片隅に無造作に放られているのだ。
まさか客の荷物をこんな扱いにするとは。私が病院に行った事はわかっているはずなのに・・・。


ホテルが手配したタクシーはぼったくりタクシー、ゴミのように扱われた私の荷物、バンコクではもうこのホテルには二度と泊まらないと心に誓った私でした。


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